※この記事は2本立てになっております。
みなさん初めまして!akanemaruです。
いきなりですが、皆さんは、調教ってどんなイメージを持っていますか!?
たかが調教、人で言う試合前の調整みたいなものやろ…
と考えてる方や、重要なのは知っているけどよくわからない!という方など色々おられると思います。
私は調教というのは、
レース前の馬の状態を知ることができる数少ないファクターの一つである
と考えています!
みなさん考えてみてください。
例えばこんな予想をしたとしましょう。
前走大きなG1で勝利しているし、半年後の休み明けで出走する今回も当然軸で勝負♪
…ちょっと待って下さい。確かに前走G1を勝利して実力は文句なしでしょう。ただそのレースは半年前のレースですよね。果たして今回その時と同じパフォーマンスができるのでしょうか。前走成績、オッズだけで前走と同じ評価の判断してしまうのは時期尚早だと言えます。なぜならこのパターンは一度叩いてからということも多いからです。
ではどうやって判断したら良いのでしょうか?
ここで調教というファクターの出番です!
調教で事前にその馬の調子を見抜けるとしたら間違いなく知っておいて損はありませんよね。
ではどうやって状態を判断するのか。後ほど順をおって詳しく説明していきますが、まず私がどんな予想をするのかをまず頭に入れておいてください。
どんな予想をするのか?
ではさっそく私がどのような予想をするのか紹介していきます。
ここまで読んで頂いた方は想像がつくと思いますが、
あくまでも予想は調教(追い切り)を軸として予想しています。
けど調教予想と言われてもあまりピンとこないですよね。
調教予想と言ってもたくさんの方法があります。
例えば追い切り時計やコース、本数、過去との比較、調教動画で判断などなど。
私の予想スタイルとしては(2週前)1週前&最終追い切りの時計をメインに、そこに過去との比較、追い切りコース、本数などの調教データ、そして+αで過去データ、レイティング、枠、脚質、オッズなどのデータを加えて予想するスタイルとなっています。
少し話がわかりにくいでしょうか。簡単に言うと、
追い切りで好調の馬を判断し、狙い定める!ということです。
どうでしょうか。
ここで追い切り時計というワードが出てきました。
おそらく皆さんの中には追い切り時計なんて速くてもレースには関係ないし意味なし!と考えている方もいると思います。
では追い切り時計は本当に意味がないのでしょうか?
順をおって説明していきます。
競馬ファンのみなさんなら下記の馬は当然ご存知でしょう。
(※調教に関係しているので飛ばさずお読みください。笑)
オルフェーヴル、ゴールドシップ、ロードカナロア、キタサンブラック、ゴールドアクター、ディーマジェスティ、サトノダイヤモンド、マカヒキ、ヌーヴォレコルト、イスラボニータ、メジャーエンブレム、……
すでに引退した馬もいますが、実力馬・名馬ばっかりですね。3冠を取ったオルフェーヴル、先日有馬を勝利したサトノダイヤモンド、サブちゃんで有名なジャパンカップ覇者キタサンブラックの名前もあります。強い馬ばかりですね!!
そうだけど、で…何が言いたいの?となると思います。
ここで話を戻します。先ほど紹介した上記の馬に共通していることがあります。
それはなんだと思いますか。
ここまで読んできて鋭い方なら気づいた方もいるかもしれません。
答えは…
調教【追い切り】で凄く速い時計を記録してくる馬だということです。
私は2012年から追い切り時計を毎週かかさず見てきて気づいたことがあります。
それは名馬と言われる馬の多くは追い切りでもすごい動き、好タイムを記録してくるということです。あくまでも私の印象ですが、反対に言えば追い切りでまったく動かない馬で多くの結果を残した馬はあまり記憶にありません。(もちろん中には例外もいますが…)
こう言うとおそらく多くの人は、
なるほど!
なら追い切り時計の速い馬を買えば良いんですね!!
となると思います。
私の理論からいくと正解です!!
と言いたいところですが、数字をそのまま鵜呑みにしてはいけません。時計を見るに当たっての注意点がいくつかあるので紹介していきます。これから説明するポイントは、調教を予想に取り入れていない人も簡単に探すことができて、参考になるのでぜひお読みください。
※この記事は2本立てになっております。今回は①から③までお送りします。
【注意点】
①新聞の時計の見方を覚えておく必要あり。
②その週の馬場状態、時計の出方はどうなのか。
③どこのコースで追い切りされているか。
④その追い切り時計はどんな強さで追い切りされて記録したものなのか。
⑤その時計はどこ (内or外)を周回して記録したものなのか。
⑥全体時計とラスト1Fの時計の基準・見方。
他にも注意点はいくつもありますが、とりあえず初めは上記のポイントに注目してください。
では①から順番に説明していきたいと思います。
①新聞の時計の見方を覚えておく必要あり。
皆さんは追い切り時計はどこで知ることができると思いますか。
専門のWEBサイトに登録して知ることももちろんできますが、一番手っとり速いのは競馬新聞を見ることですよね。
そうです!競馬新聞の端の方に載っている数字のことです。レース出走馬全ての最近の追い切り情報が載っていますね。おそらく調教に興味のない方はここの欄は無視していると思いますが、ここに重要なヒントが隠されているのです!!初めての方、興味のない方は見方がわからないことでしょう。まずはこれを覚えておかないと調教を見る上で話が進まないのでしっかりとお読みください。
ではさっそく新聞欄の調教の見方について説明していきます。
今回本当は有馬記念の追い切りを紹介したかったのですが、当日キリで時計が不明だったので、少し前の朝日杯FSで2着に好走してくれたモンドキャンノの追い切りを例に紹介していきます。
(※下記からは競馬ブックさんの記載情報で話をすすめていきます。)
例. ⑩モンドキャンノ
16.10ベスト CW 良 80.9 65.0 50.5 37.0 12.0 ⑤ 一杯
助手 ■CW 稍 82.4 66.5 51.9 38.2 12.0 ④ G前
( ◇ ――――――――――――――― ――― )
――――――――――――――――――――――――――――――
助手 7 CW 良 85.3 68.3 52.9 38.1 11.6 ⑤ G前
バルザ 14 CW 不 68.7 52.7 38.2 11.8 ④ 馬なり
みなさんどうですか。1行目、2行目の意味がわかりますか?
※赤文字のところは後で説明しますのでひとまず流していてください。
まず1行目。これは簡単ですね!
そうです。2016年10月に栗CWで追い切りされた時に記録された自己ベストの時計がかかれています。
これらの数字は順番に6F、5F、半マイル(4F)、3F、1Fの時計を表しています。
後の記載は、CW=栗東CWコース/ 良=良馬場/ ⑤=周回した位置、数字が小さいほど内で大きいほど外を周回/ 一杯=追い切りの強さ(強さの程度:馬なり<強目、G前<一杯)を表しています。
よく自己ベストを更新ということを耳にしますよね。ここの時計を上回った時計こそが自己ベストの時計です。これに近い時計を記録してきたのなら気配はまず悪くないと考えていいです。
続いて2行目です。■の行です。これは一番近いレースで連対した時の最終追い切りの時計を表しています。ちなみにG前というのはゴール前で強目に追い切りの意味です。この時計で連対したということは、こちらも今回この数字に近い時計を出していれば調子は悪くないと考えていいです。
3行目は◇と書かれています。通常ここもベスト、■の欄と同じように追い切りの時計が書かれています。ただ今回は記載がありません。なぜでしょうか。
では質問です。3行目の◇は何を表しているのでしょうか。
…
鋭い方ならもう気づいているかもしれません。
答えは…
前走の最終追い切りの時計です。こちらを比較することで前走と今回の状態の違いを見極めるポイントの一つにもなります。
続いて下線部の下の欄を見ていきます。実際はもっとたくさんの記載があるのですが今回は重要ポイントだけを記載してあとは省略しましたのでご注意ください。
まず7と書かれた欄は7日に追い切りされた内容、つまりこれが1週前追い切りです。一般的には最終追い切りが注目されていますが、私は1週前追い切りも最終追い切りと同じくらいの価値があると考えています。(比率で言ったら4:6くらいですかね。)
なぜでしょうか。こんな例が考えられます。
例えば輸送を控えている馬です。1週前も最終も強く追い切りされることもありますが、基本的には1週前で負荷をかけて最終追い切りは軽目というパターンが多いです。もし最終追い切りしか見ていなかったら今回の追い切りは軽いし軽視してしまうかもしれません。この点は要注意です。
もう一つの例は休み明けの馬。基本的に休み明けの馬は追い切り本数も多く、負荷も強目に追い切りされていることが多いです。ここで注意したいのが1週前時点で仕上がりが良くない時に、最終追い切りで一杯に追い切りされて無理やり時計を出してきたパターンの時です。一見負荷もかけられて時計も良いので良さそうにみえてしまいます。この時に1週前の時計を見ることでこれらを見抜く一つのポイントになります。他にも重要ポイントは考えられますが、この2点は非常に重要で覚えておいてください。
最後は14日の部分です。
ここはもうわかりますよね。答えは最終追い切りです。直前の動きということで当然ここは最も注目すべきポイントです。間隔が詰まっている馬は1週前追い切りがないというのも良く目にしますのでこの点は当然最重要と考えていいです。
最後に最初流しておいてもらった赤字の部分です。先ほどの説明で各行の見方はわかっていただけたと思います。ただこれだけではどこの数字をどうみれば良いのかわからないと思います。この数字の見方というのは各予想家さんで違ってくるのでこれが正解!はありません。ただ私は赤字の部分が最も重要だと考えています。
赤字の部分、そう5F全体時計とラスト1F(終い)の時計です。
全体時計は80.9の部分ではないの?と考えると思いますが、私は5Fの部分を重要視しています。なぜなら栗CWで追い切りされる多くは5Fから追い切りされているからで、6Fだけだと比較対象が少なくて判断が難しいからです。
あとは終いの時計がしっかり出せていて脚が鈍っていないかを判断する為にラスト1Fの時計を見ています。数字の基準については後日の⑥で詳しく説明します。
調教欄の説明は以上となりますが、最後に重要なポイントが一つあります。
それは一つの新聞の時計を追い求め続けることです。坂路調教はチップで時計が測定されている為、問題はないのですが、Wコースの時計は各新聞によって数字がバラバラです。どの新聞が良いとかは特にないので、自分が見やすいもの、普段使っているもので大丈夫ですが、一つに照準を合わせないと数字自体の価値が無意味・無駄になってしまうのでご注意ください。
少し説明が長くなってしまいましたが見方の説明は以上です。上記で挙げたポイントを知っておくだけでも全然違ってくるので頭の隅にでも覚えておきましょう!!
続いて②番目です。
②その週の馬場状態、時計の出方はどうなのか。
さて①で調教欄の見方について説明してきました。②ではその時計についての説明をしていきます。
ところでみなさん①の説明を読んでいる時に何か引っかかった箇所はありませんでしたか。あえてそのような表現をしたのですが、時間がある方は一度見直してみてください。
どうでしょうか。
…
…
これだけの説明では難しいですよね。
それは次の赤字の部分です。
~①の文章より~
「よく自己ベストを更新ということを耳にしますよね。ここの時計を上回った時計こそが自己ベストの時計です。これに近い時計を記録してきたのなら気配はまず悪くないと考えていいです。」
「続いて2行目です。■の行です。これは最近連対した時の最終追い切りの時計を表しています。ちなみにG前というのはゴール前で強目に追い切りの意味です。この時計で連対したということは、こちらも今回この数字に近い時計を出していれば調子は悪くないと考えていいです。」
~~
自己ベストの時計を記録してきたのだから調子が良いに決まってるだろ!!と思いがちですが、あえて調子が良いとは言っていません。もちろん高確率で調子が良いのは間違いないのですが、絶対好気配とは言えません。なぜなら時計の出やすい馬場だった可能性があるからです。
追い切りで速い時計を記録してきたということは調子が良いバロメーターになりますが、それだけで判断するのは危険です。その週の馬場は全体的に見て時計が出やすいのか、それとも時計がかかっているのかを見極めることが重要です。
この判断が難しいところですが、判断ポイントとしては一番時計の数字を見る、中間位の時計を見る等が考えられます。まずは新聞欄にも書かれている上位の時計を参考にしてみてください。2017年の記事からは時計が出やすいか出にくいかも記事に含めて行きたいと思うので参考にしてください。
続いて③番です。
③どこのコースで追い切りされているか。
追い切りコースは、坂路、Wコース、ポリトラックコースなどが有名です。確かに追い切り時計は速ければ速いほど良いというのが私の理論ですが、それぞれのコースで記録した時計の価値というものがあります。
(※下記から栗東坂路=【栗坂】、栗東CW=【栗CW】、美浦W=【南W】、美浦坂路=【美坂】、ポリトラックコース=【Pコース】と記述します。)
まずPコースで出した時計、これはまず疑いの目を持ってください。
Pコースは追い切れば追い切るほど時計が出やすく、そこそこの時計では価値はありません。よくラスト1F11秒台を記録してきて好調教という記事を見ますが、正直11秒台でも前半、欲を言うと10秒台後半は欲しいところです。
正直Pコースで追い切りされて結果を出している馬があまり思い浮かばないのですが、最近で言うと、桜花賞のジュエラーが栗Pで追い切りされていますね。
また先ほど上記で紹介した実力馬で、普段からPコースで追い切りされている馬はいません。つまりそこまで重要視しなくても良いということです。
では注目すべき追い切りコースはなんでしょうか?
私が注目しているのは坂路&トラックコースです。
中でも【栗坂、栗CW、南W】の3コースは特に重要です。
※美坂も成績が良く重要ですが、毎週追い切り時計の変動が激しいので、初心者の方はまず上記の3コースから初めてみてください。
※また坂路&Wコース併用というのも多くありますが、まず初めは追い切り本数が多いものを軸と考えてください。
ではまず栗坂から紹介していきます。
私の印象では短距離馬で活躍している馬は坂路で追い切りされている馬が多いと考えています。坂路はスピードを鍛えるのに持ってこいなのです。上記で紹介したロードカナロアは栗坂で破格の好タイムを何度も記録していました。
ただここで勘違いしてはいけないのが坂路は短距離馬だけじゃなく、中距離~長距離でも多くの活躍馬が登場しているということです。上記で言うとオルフェーヴルがそうですね。
私のブログでも紹介しているように重賞の最終追い切りコースで栗坂というコースは距離関係なく幾度となく登場してきます。つまりどんな距離でも対応可能ということです。
栗坂の好タイム馬というのは成績も非常に良くて活躍が期待できます!ただ基本的に栗坂で好タイムを記録した馬は結構な確率で人気してしまいます。(実力馬であればあるほど)回収率の面も含めて考える必要はあります。
次に栗CWコースです。
栗CWコースは中距離から長距離の活躍馬が多い印象です。
Wコースは長い距離を走ることでスタミナを強化することができます。これはなんとなくイメージができますよね。
ただここで注意してほしいことがあります。それはラスト1Fの時計の価値です。Pコースとちがいこちらは十分に価値がありますが、坂路に比べると価値は少し落ちます。坂路は坂があるので当然といえば当然ですね。
坂路でラスト1F11秒台というのは、記録するのが難しくかなりの価値がありますが、栗CWコースのラスト1F11.8、11.9あたりは多くの馬が記録しています。もちろん価値がないと言っているのではありませんが例えば栗坂と栗CWのラスト1Fが同じ数字だった場合に数字自体では栗坂の方が価値があるということです。
詳しい時計については後日詳しく紹介するので今はとりあえず終いの時計・数字自体は坂路よりは価値が落ちるということを覚えておいてください。
では栗CWコースの代表馬は何がいるでしょうか。
ここで、この記事の上記で紹介した実力馬の多くが登場してきます。
キタサンブラック、サトノダイヤモンドがそうですね。調教を普段から見ている人はわかると思いますが、この2頭の追い切りは毎回ヤバイくらい良いです。キタサンブラックは当初長い距離が不安視されていた馬ですが、栗CW追い切りで最後までしっかりと動けていた点から距離もこなせるという判断もすることができました。
最後は南Wです。
南Wも栗CWと同様に中~長距離の活躍馬が多い印象です。
こちらの時計、数字自体は栗CWの数字よりも出にくくなっています。
南Wでラスト1F11秒台の馬は滅多に見ることができません。最近で見て覚えているのはヌーヴォレコルト、ロゴタイプ、ディーマジェスティ、イスラボニータくらいですかね。(調べてみたらもう少しいましたが笑)この馬の名前を見てもらったらわかるように実力馬ばかりです。滅多に登場しませんがこの時計を見ることができたら素直に買ってもいいくらいです。
簡単に重要3コースについて説明してきました。
なんとなくイメージがつかめてきたでしょうか。
おそらく皆さん疲れてきたと思います。説明ばかりでは面白くないので最後に的中情報をみていきましょうか。
次に実際に調教での予想がバッチリ決まった的中例を見ていきますよ!
みなさん今年の皐月賞馬はもちろんご存知ですよね!
そうディーマジェスティです!
ただこの馬、後のダービーではさすがに人気はしたものの、
初出走の重賞(共同通信杯)ではまったく人気がありませんでした。
しかし追い切りをしっかりと見ていればこの馬の素質は十分に見抜くことができたのです!!
当時の記事は以下↓の記事です。人気薄で勝利したG3共同通信杯の1週前&最終追い切り記事、そして予想を見てください!
この時ディーマジェスティは前走でフレグモーネによる出走取消。これの影響もあってか、10頭中で6番人気と今では考えられない程の人気薄。
調教以外で予想している方はこれを懸念して重い印は中々打てなかったと思います。(ホープフルSの時点で既にかなり注目していた馬。その時は前日に馬券を購入して当日の出走取消で払い戻しされていた。笑)
しかしこの時のディーマジェスティの追い切りをしっかりと見てさえいれば、これを的中させるのはそう難しくはなかったのです!
ディーマジェスティの追い切り時計は以下の通りでした。
1週前:南W 66.6‐12.7 G前
最終 :南W 64.8‐12.7 馬なり
調教を普段から見ている人はおおお!すごい!と思われると思います。ただ興味がない人は何のことやら?といった感じでしょう。
どれほどすごいのかすごく簡単に説明すると、
なんと前日のG3クイーンCで単勝オッズ1.3倍で圧勝したメジャーエンブレム(後にG1NHKマイルカップで牡馬相手に勝利)の南W5F65.6よりも0.8秒も速い、5F64.8と南W5F全体1番時計を記録していたのです。
それにも関わらず当日は6番人気22.6倍の人気薄。
同世代の重賞、キャリアも浅い馬ばかりで、まだ力関係がはっきりとしていないのにこの妙味ありの魅力的なオッズ。
ここは勝負レースと判断して本命◎ディーマジェスティで勝負しました。(※イモータルは中穴★で勝負。)
そして結果は…ディーマジェスティが見事上がり最速の脚を使っての勝利!
また最終追い切り終了時点で本命候補だった、
5番人気の人気薄イモータルも2着と激走!好調教のワンツーフィニッシュの結果となりました(^^!
G3共同通信杯
1着◎ディーマジェスティ
2着★イモータル
(単勝22.6倍・馬連96.5倍・馬単222.7倍)


どうでしょうか?調教というものに段々と興味がでてきたでしょうか!?
まだ…という皆さん!ではもう一例いきましょう!
調教予想は重賞だけではなく平場レースでも本領を発揮します。
ここでは破壊力抜群の新馬戦を見ていきます!
見ていくのは最新の2016年6月19日東京5Rです。
ここで本命に選んだのは、最終追い切り南Wで5F全体5番時計と新馬では中々見ることのできない破格の好タイムを記録していた、
1枠1番オーバースペック 単勝51.0倍 岩部騎手
岩部騎手はここまで2016年の成績は(1.0.2.80)。
おそらく大半の方は重要視していなかったと思います。
東京5R新馬戦のレースがスタート。
スタートして最後方での競馬。
ラストの4コーナーでは外にスムーズに出せなかったのは少し痛かったところでしたが、
…結果は9番人気3着と大激走!
(ワイド13.3倍&57.9倍)
(※一発狙っての総流しが正解だったのかは不明w)
勝利とまではいきませんでしたが、
なんとオーバースペックは、実は1番人気1.7倍で勝利したサトノクロノスよりも速い、上がり3F34.1秒を記録していたのです。
おそらく調教を見ていない人の大半はまさかこの馬が上がり最速で走ってくるとは考えていなかったと思います。
しかし追い切りの動き、時計をしっかりと見ていたら、この結果も想像の範囲内のことでした。
この他にも今年の新馬戦では紹介した馬が大激走!
2/13 新馬★マリナーズシチー 9番人気1着 単勝オッズ 48.1倍
3/16 新馬★プラチナダリア 12番人気1着 単勝オッズ 67.4倍 etc…
また他にも未勝利戦や500万などの条件戦でも好走馬が多数出ています!
このようにレース前の調教を詳しく分析することで、
上記のような面白い、隠れた人気薄の馬を見つけることができる、これこそが調教予想の醍醐味だと考えています。
どうでしょうか。
少しは調教というものに興味が出てきたでしょうか。
ここまで読んでくれた皆さんありがとうございます。申し訳ありませんが字数が多くなってきたので続きはまた後日更新したいと思います。
最後に…
私は調教で追い切り時計をメインに予想をしています。時計だけじゃわからないという意見もあると思いますが、私は追い切り時計というのはかなりの魅力を持った数字だと考えています。
その最大の魅力は、
①各馬で簡単に比較をすることができる。
②客観的に調教を見ることができる。
上記の2点だと考えます。
各馬で比較をすることで好気配、不調の判断がしやすくなります。また数字を見るというところで、例え超ビッグネームの馬でも不調とみなすことも大いに可能です。昨年かなりの人気馬でこのようなケースがありました。詳細は後日の記事で紹介します。
調教は時計だけではなく他にも色々な方法があります。
調教予想では調教のVTRを見る等も当然有効な手段ではありますが、これはかなり熟練しないと判断するのは難しいと考えています。
なぜならまずVTRを見るまでにその馬の名前を知ってしまいますよね、初心者の方なら名前だけで無意識のうちに良い動きと思ってしまうと思います。
また併せ馬をして追走して先着したから良い動きと思ってしまうかもしれません。もし併せ馬をした馬が絶不調でその馬に先着しただけだとしたらどうでしょうか。
各馬によってクセもありますし、普段からその馬のVTRを見ていないとなかなか厳しいでしょう。
VTRで判断するのは、まず追い切り時計の見方をマスターしてからだと私は考えています。
追い切り時計を見て判断するというのは初心者の方でも取り組みやすいと思いますのでぜひ参考にしていただけるとありがたいです。伝えたいことを書き過ぎて、まとまりのない文章で申し訳ありません。ここまで長文をお読みいただいてありがとうございます。
④以降の後編はこちらで公開しています。ぜひご覧ください!!